肥満の原因は何?愛犬のダイエットに良い療法食は?

この記事では、犬の肥満の原因と、ダイエットや犬の体調に合わせた療法食について解説します。

犬が肥満になってしまう原因は?

食べすぎによる肥満

これは人間と一緒です。必要以上食べれば犬も肥満になります。

例えばドッグフード。

パッケージには犬種ごとの食事量が記載されていることが多いです。飼っている犬種に合わせて最適な食事量にして下さい。

かわいいからといって、つい与え過ぎてしまうのは、犬をかわいがっているのではなく肥満へと導いていることになります。

一歳以上になると、犬の基礎代謝は落ち始めるといわれています。そのため、子犬や成長期のような食べ方を続けていると、代謝しきれず脂肪がついてしまうのです。

食事量は大事ですが、運動量も大事なのでバランスを取りたいところです。

虚勢や避妊による肥満

去勢や避妊の手術を受けた犬は、ホルモンバランスが変化します。

基礎代謝は低下しますし、食欲は増加傾向になることが多いです。

代謝の低下に伴い、食事から得られるエネルギーは手術前に比べて少なくて良いのですが、食欲が落ちないため、結果、太りやすくなってしまうのです。

去勢や避妊の手術を受けてから1カ月間で、平均22.5%も食事量が増えるというデータもあり、肥満リスクが高くなることを飼い主は意識しなくてはなりません。

適切な食事管理が重要といえます。

遺伝

肥満になりやすい犬種があります。ラブラドールレトリバーやパグ、柴犬、ミニチュアダックスフンドなどは太りやすいといわれています。

病気

食事量も運動量も問題ないのに急に太ってきた場合は、病院に連れていくようにしましょう。

ホルモン異常が原因のクッシング症候群や甲状腺機能低下といった病気かもしれません。

いろいろな種類のある療法食


療法食は、特定の病気の症状に対応した食事管理を行うことを目的としたペットフードです。それぞれの病気の症状によって、求められる栄養素やバランスは異なります。そのため、獣医師から専門的なアドバイスや処方を受けたうえで与えましょう。

尿石症や消化器疾患、腎疾患、肝疾患、皮膚などのアレルギーなどに対応したものがあります。

それぞれの病気に応じた食事管理をすることで、回復を早めたり、延命したり生活の質を高めたりする効果が期待できるのです。間違った与え方をすると、栄養学的な問題が生じ、健康被害を及ぼす可能性もあるため、注意が必要です。

 

療法食は基本的に、慢性的な病気に対応しています。

慢性的な病気は根本的な治療法が存在しないため、薬だけに頼ると副作用が出たり、薬の効果が薄くなったりすることがあるのです。そのため、療法食によって栄養学的なアプローチをすることで、減薬などにつなげます。

また、肥満の場合も療法食を与えることでダイエットに効果があります。肥満用のドッグフードは、カロリーを抑えているだけではなく脂肪燃焼に役立つ栄養素を組み合わせているのです。

ダイエットに必要なたんぱく質やミネラル、ビタミンなどは豊富に配合されているため、安心して与えられます。ただし、食事量や定期的な体型チェック、運動などと組み合わせて取り組むことで、効果を得ることができます。

愛犬のダイエットには、飼い主の根気と工夫が必要といえるでしょう。

 

療法食に切り替える場合、好みが強い犬などはいつもの食事と違うため敬遠してなかなか切り替えが進まないということもあります。いきなりすべての食事を療法食に切り替えると、戸惑ってしまう犬もいます。

そのため、今まで食べていた食事に少しずつ療養食を混ぜ、だんだん療法食の割合を増やしていきましょう。1週間で切り替えが完了するのを目安に進めていきます。

 

トッピングを加えるのも有効です。

犬が好きな食材を療法食の目的を邪魔しない範囲で加えます。何のトッピングを加えるかは、獣医師と相談して行いましょう。また、療養食を温めて与えるのも効果的です。

38~40度に温められた食事に犬はおいしさを感じるといわれています。食欲がない場合は試してみるとよいでしょう。

疾患はまず正しい診断を受ける

内臓疾患やアレルギーに療法食を取り入れる際には、必ず獣医師の診断を受けることが大切です。また、適切な治療と並行して食事療法を行うようにしましょう。療法食を自分で購入するときには、注意が必要になります。

病気の症状に応じて栄養素バランスを調整しているため、選ぶものによっては必要な栄養素が不足するということにもなりかねません。

そのため、飼い主が自分で判断して勝手に選んだり、与えるのをやめたりすると、かえって健康を損ねる可能性があるのです。

たとえば、心臓が悪い場合、その病気の段階や状態によって必要な栄養素や、与えるべきでない栄養素が変わってきます。そのため、獣医師の専門的な知識が必要なのです。

 

また、総合栄養食とは異なり、健康な犬に必要な栄養素がまんべんなく含まれているわけではありません。そのため、健康な犬に疾患予防として与えると、栄養に偏りが生じてしまいます。

また、せっかく療法食に切り替えたのに、おやつを与え過ぎてしまうと、療法食で調節した栄養バランスが乱れてしまうのです。

療法食を与える場合には、おやつは基本的に与えないようにしたり、獣医師におやつの量を相談したりしましょう。

 

病気の状態に応じて療法食を変えていかなければならないこともあります。継続的に与える場合も、必ず定期的に獣医を受診しましょう。

療法食は獣医師の指導も大切

療法食は薬ではありません。そのため、療法食を食べたから肥満が解消されたり、病気が治ったりするわけではないのです。あくまでも病気や肥満の進行を抑制したり、悪化を防いだりすることが目的ということを忘れないように利用しましょう。

療法食は病院だけでなく、専門店やオンラインショップでも手軽に入手することができます。必ず犬の状態に合ったものを選べるよう、獣医師の指導のもと与えるようにしましょう。

与える量はきちんと量り、正確に与えることが大切です。愛犬がより健康で快適な生活を送れるよう、療法食をうまく活用していきましょう。